陰陽座 / 鬼子母神

未だ更新するモチベーションが上がらない、今日この頃(苦笑)

今回は陰陽座の2011年作である『鬼子母神』を取り上げてみます。
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捨て曲あるいは「悪くはないけど、あのアルバムに入れるべきだったね」といった曲が無いという意味では、本作が彼らの最高傑作だと言えますね。

陰陽座のアルバムは基本的に単体では意味をなさない『忍法帖』シリーズがあり、さらにストーリー性の高い既発曲の後日談あるいは前日談を後になって収録したりする為、一つの作品として完璧なものは無い。

しかし、本作は全部で12のパートに分かれている『鬼子母神』という約60分の組曲が収録されているのみ。

事実上収録曲は一曲なので、ある意味アルバムではなくシングルと言えるかもしれません。

本作は母性をテーマにした『鬼子母神』伝説の改作で、内容の大部分は瞬火(ベース兼ヴォーカル)による創作(オリジナルでは登場する釈迦も出てこない)。

全体的な完成度はかなり高いし、ドラマーが斗羅こと河塚篤史よりもパワー寄りの土橋誠に変わったことで、陰陽座はより足腰のしっかりしたメタル・バンドになったと思う。

テーマもストーリー展開もありきたりな感じがする上、インタビュー記事を読んで
「なんか説教臭ぇな」
とも思ったけれど、それでも陰陽座の作品群の中で唯一無駄がなく、かつ完成度の高い作品であることに変わりはない。

昔から定評のある黒猫のヴォーカルも9作目である『金剛九尾』と同等かそれ以上の表現力となっているし、賛否が分かれる瞬火のヴォーカルもこの頃になると全く問題ないレベルに達していると思う。

陰陽座の大作というとクサい台詞が挿入されていたりするものですが、このアルバムは『魑魅魍魎』や『金剛九尾』の時と同じくそういった要素も無し(あるにはあるけれど、クサくはない)。

基本的にクサいのが苦手な私としては、嬉しい限り。

ファンクラブ限定販売の脚本『絶界の鬼子母神』とセットで揃えると、より楽しめるかと思います。



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この記事へのコメント

2020年03月19日 09:18
こんにちは

最高傑作と言われると、聴きたくなりますね〜。
世名 和正
2020年03月19日 13:52

>トトパパさん

個人的にはあまり思い入れのある作品ではないのですが、客観的に見るとこれがベストかなとは思います。
初回盤のブックレットには、原作の抜粋が掲載されていますよ。