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zoom RSS ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物

<<   作成日時 : 2017/07/05 01:09   >>

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''ギリシャはギリシャ神話の国''

今はなきデータイーストの名作RPG'ヘラクレスの栄光'シリーズを通じて、私はギリシャに対して何となく好感を持っていたのだが、ギリシャ人の国民性は''いいかげんで怠け者''。
そんな彼らの実態を知った瞬間、私はかつて抱いていたギリシャのイメージはただの幻想である事を悟った(苦笑)。
しかし、それでも「ヘラクレスの栄光IV 神々からの贈り物」
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が好きであることは変わらない。
とある出来事により肉体をパンドラの箱の中に置き去りにされ、魂だけの存在となったアトランティス人である主人公が、人間の運命を管理する女神モイライに頼まれ、人間が滅亡してしまう原因を探るというのが、本作の主な目的だ。
タイトルにもなっているヘラクレスは仲間の1人という扱いで、どちらかと言うと脇役。
肉弾戦か天に祈って天誅くらいしか出来ない半人半神の英雄様よりも、100種類を超える肉体を自由に乗っ取れる主人公とその親友プラトン(ただし、彼は動物には乗り移れない)の方が役に立ったりと、何だか微妙な扱いである(笑)。
まぁ、それはともかく、この乗り移りシステムはなかなか面白い。
ジョブチェンジシステムと大して変わらないと言う人もいるけれど、ジョブチェンジと乗り移りは全く違う。
見た目が変わるのは勿論、女性に乗り移れば正真正銘のトランスジェンダーの出来上がりだし、乗り移る肉体の組み合わせによっては羊が羊飼いを引き連れる
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というシュールな光景を演出できたりもする。
当時は容量の問題で不可能だったけれど、これが音声付きであったらもっと面白かったと思う。
また、本作はシステムだけでなくシナリオも秀逸。
主人公達は旅の道中で人類が滅亡する原因は、主人公とプラトンの恩師であるアールモアが開けてしまったパンドラの箱に封印されていた魔物達であることを知る。
無気力や見栄、恐怖、苦しみ、そして憎しみ(こいつはルックスが特に強烈)
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などを象徴する魔物達は、世界の各地で人々を狂わせていたのだ。
しかし、旅の途中で出会った女性パリスは主人公達にこう言った。

「関係はあるけど、それだけじゃないの」

彼女はかつて主人公やプラトンと同じく、アトランティスでアールモアの教え子であった女性エピファーの生まれ変わり。
祖国であるアトランティスが滅んだ理由を探るため、冥界の番人と何度も取引きを行い、エピファーとしての記憶を保ったまま生き続けた彼女は、冥界を統べる神ハデスにこう訴えた。

「人間はまもなく神の怒りに触れ、滅ぼされてしまうでしょう。
かつてのアトランティスがそうであったように。
しかし、自分達ならそれを止められるかもしれない」
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パリス(エピファー)は長い年月を経て、人間が滅びる本当の理由が神の怒りであることを悟ったのだ。
そして、その原因は主人公達の恩師アールモアの研究であることを打ち明けた。

''永遠の命を人々に与えることによって神々に復讐を果たす''という、かつての恩師の研究が、神の怒りに触れたのだ。
主人公やプラトンと同じく、魂だけの存在となったアールモアは人間の肉体を借りて、研究を続けている。
しかし、アールモアが研究を続けていたのは、彼の個人的な理由だけではなかった。
彼はパンドラの箱を開けた時、「復讐」という魔物に憑依されていたのだ。

''誰に対してでも構わぬ‼
復讐こそ我が使命‼''

そう命じる「復讐」にアールモアは抵抗するが、彼は魔物に抵抗するだけの強さがなかった。
そこでアールモアは、海の底に沈んだアトランティスにあるパンドラの箱の前で、自分を追い続けた主人公達に真相を語り、自分を倒すよう訴える。
恩師と人類の未来を救うため、主人公達は最後の戦いに挑んだ。
そして、「復讐」をアールモアの肉体から追い出すことに成功する。

「私は間違っていました。
命は永遠です。
私の研究などなくても、命は永遠なのです」
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かつての教え子たちに救われ、正気を取り戻したアールモアは間違いを悟り、その生涯を終えた。
そして主人公は人類を救った報酬として、モイライから新しい運命の糸を授かる…というのが、本作の大雑把な流れ。

記事にするために、あらためてクリアーした時に思ったけれど、私は終末や黙示録、またはそれに近い作品を好む傾向があるようだ。
本作しかり、''Diablo 3''しかり。
個人的には、エンディングでモイライが
「運命ってのはどうにでも変えられるのさ。
けれども、それは誰でもってわけじゃない。
幸せにしてやりたいって、私らに思わせた人間だけさ」
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という台詞が、特に印象に残っている。
私は霊的な世界に目を向けていくうちに、人間は地獄に落とされる者と天国に行く者、そのどちらでもない者の3種類に分かれることが、何となくわかるようになっていった。
完璧に見分けられるわけではないけれど、ある程度は判る。
モイライは「人間はこれから、いつでも心の中に魔物をしまいこんで生きなくちゃならないのさ」
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と言ったけれど、抵抗できる者は限られている。
多分、天国に行く人というのは、先に挙げたモイライの台詞と同じ理由で、選ばれている(あるいは選ばれた)ということなのだろう。
シナリオ的にはたぶん「III」のほうが良いと思うけれど、これはこれで良い作品であることは間違いない。

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