陰陽座: 風神界逅 / 雷神創生 [おまけ付き]

陰陽座はその存在を知ったきっかけが良くなかったため、長らく彼らの作品を購入することは無かった。

何せ、とにかくヤリチンで下衆い男が陰陽座好きだったもんだから、とてもじゃないが聴く気がしなかったのだ(苦笑)

しかし、2014年作である「風神界逅」と「雷神創生」でついに陰陽座のアルバムを購入した私。
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その後も何度か聴かなくなった時期があったものの、最終的には過去(例の男)は気にせず聴くようになった。

音楽的には複合的要素を持つメタルをやっていて、曲によってエクストリームだったり凝った大作だったり、アニソン的だったりするのだけれど、基本的な音楽性はデビュー当時から変わっていない。

歌詞は妖怪や民間伝承、そして歴史上の人物が主なテーマで、最近になってようやく全盛期が訪れた人間椅子と一部共通しているものの、比較するとやはり陰陽座のほうがより大衆向けだと思う。

歌唱メロディ共にアニソンに通じるクサさもあるため、アニメファンにもすんなりと受け入れられるかも知れない(実際、アニメのテーマソングも歌っているしね)。

今回取り上げた「風神界逅/雷神創生」はアートワークを見れば分かる通り同時発売された対のアルバムで、コンセプトは当然風神と雷神となっています。

とはいってもコンセプトにさほど忠実ではないのも従来通りで、お馴染みの民間伝承や妖怪、そして歴史上の人物をモチーフにした楽曲も幾つか混じっている。

9作目である「金剛九尾」でピークを迎えたと思われる黒猫(ヴォーカル)はもちろん、瞬火(ベース兼ヴォーカル)のヴォーカルも特に問題は無し。

「雷神創生」に収録された「人首丸」は瞬火のスーパーフライ級グロウルが「迫力ない」と言われたりもするけれど、エクストリームな音楽を聴かない人やアニメ/アニソンファンにはこれくらいが丁度いいと思う。

収録曲をいちいち取り上げたらキリがないから、ここでは「風神界逅」から「然れど偽りの送り火」と「雷神創生」から「雷神」をピックアップしたいと思う。

前者は生臭坊主に「ちゃんとしておくれよ」と苦言を呈する曲で、後者は陰陽座流黙示録ソングとなっています。

瞬火も敬愛していたという人間椅子は終末的な曲及び最期の審判的な曲をよく書くけれど、近年の陰陽座も裁きをテーマにした曲がちらほら見られるようになりましたね。

「風神界逅」は全体的に聴き易い内容で、「雷神創生」は重厚な曲が多いと思う。

両者共に楽曲は良いけれど、捨て曲無しという意味では「雷神」の方が好きかな。

「風神界逅」の最後に入っているファンに向けた「有難う」的な曲は、正直言って聴きたくはない。

クイーンの「手をとりあって」的な曲は、どうも好きになれません(苦笑)

個人的には幾つかの楽曲を別のアルバムに入れたり、他のアルバムから何曲か持ってくればより良くなるかなと思う。

最初に買ったアルバムだけあって、何だかんだ言っても思い入れのある2作品です。




[おまけ: 龍凰珠玉]




今回のおまけは、同じく陰陽座の2ndベスト・アルバム「龍凰珠玉」。
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7作目である「魔王戴天」以降の曲を中心に収録しているため、1stベスト・アルバムである「陰陽珠玉」と比べると楽曲の質と演奏、そして音質の差は歴然。

そして本ベストの為に新規収録された「吹けよ風、轟けよ雷」と「生きもの狂い」が、「風神/雷神」の混合アルバムを作成するのにうってつけなため、今回のおまけに採用することにしました。

何気に組曲扱いの曲が単体かつ違和感なく編集された状態で幾つか入っているので、そういう意味でも良い感じのベスト・アルバムだと思います。



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この記事へのコメント

2020年02月02日 10:12
こんにちは

陰陽座ですか。
知らないです。。。
どんなんのか聴いてみたいです。
世名 和正
2020年02月02日 15:34

>トトパパさん

もし聴くのであれば、今回取り上げた「風神界逅」か「龍凰珠玉」、それか全体的にメロディックな「金剛九尾」辺りが良いかも知れません。
新譜の「覇道明王」は従来の作品の中でも特にエクストリームな内容なので、非メタラー向きではないと思います。