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zoom RSS Arch Enemy / Doomsday Machine

<<   作成日時 : 2018/04/10 02:48   >>

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ヨーロッパでいう左翼は、無政府主義的な側面のある人間を指すらしい。

そしてそれを基準に考えた場合、Arch Enemyの2代目シンガーであるアンジェラ・ゴソウは絵に描いたような極左思想の人間ということになる。

私が初めてArch Enemyの存在を知ったアルバム'' Doomsday Machine''
画像
はその音楽的な完成度の高さ故に今でも所有しているが、無政府主義暴力革命扇動ソングである'' Nemesis''の歌詞は、政治に無関心だった当時の私でさえも不愉快な気分になった。

はっきり言って、まともな人間ならあの歌詞を読んで最高の気分になるということはまず無いだろう(歌詞の内容については後述する)。

しかし、それでもこのアルバムを手放さずにいるのは、伝統的なハードロック/メタルと現代的な音作りを上手くミックスさせた良質なエクストリーム・メタル・アルバムであるからだ。




[収録曲&管理人コメント]

1:Enter The Machine

オープニングを飾る壮大なインスト。
Arch Enemyはいわゆるメロディック・デスメタル系のバンドだが、このアルバムはどことなくアリーナ・ロック・バンドを連想させる。
あちらよりもずっとハード・ロック/メタル的ではあるけれどね。

2:Taking Back My Soul

この手のバンドの中ではかなり複雑怪奇なリフが印象的な、事実上の一曲目。
歌詞は自分の魂及び自分自身を取り戻すことを歌っている。

3:Nemesis

「手で火を持ち
地上を歩く
面と向かえ
俺たちはネメシス

お前と一緒にいる
数え切れないほどの冷酷な人々
戦え!自由のために戦っている
団結して立つ

俺たちは大軍だ
無政府主義の声
これは革命なんだ
新しい混乱を作っている」

本文でも挙げた、アンジェラ・ゴソウ作の無政府主義暴力革命扇動ソング。
誰もが政権に対して多少の不満(私だって不満が無いわけではない)はあるだろうけれど、普通の人は無政府主義暴力革命/共産主義暴力革命を起こそうなんて考えない
そもそも、言論の自由がある程度保障されている民主主義国家で生きている存在が「革命だ‼政府をぶっ壊せ‼」的なことを扇動すること自体、ちゃんちゃら可笑しな話だ。
左傾化しすぎた結果言論の自由がなくなったり、そもそも人権なんてものが存在しないか形骸化している共産圏ならまだ分かるけれど、そういう国の場合は声を上げた(あるいはその前に)時点で消されてしまう。
大抵の場合、こういうアンジェラ・ゴソウのような人間は結局のところ、国家に馴染めないはみ出し者でしかないのだ。

4:My Apocalypse

ドゥーミーで機械的かつ重厚なギターリフが印象的な曲。
曲自体は割と地味だが、中盤のメロディックなギター・ハーモニーが華を添えている。
ちなみに、本作におけるアンジェラ・ゴソウの無感情な二重録音グロウルは、本作の無機的な音作りと非常に相性が良い。

5:Carry The Cross

敗北した者達が大衆に見られる中、十字架を背負って歩き続ける様を歌った曲(詳しい歌詞の世界観は知らん)。
無政府主義者であると同時に菜食主義者であり、無神論者でもあるアンジェラ・ゴソウの書いた曲であるが、無神論者のくせに主人公達をイエス・キリストになぞらえているところが、この曲の面白いところ。

アンジェラ・ゴソウが無神論者である理由なんか知らないし興味もないけれど、まぁ、信心深い母親に「アンタは私の娘じゃない」と言われた恨みも多少あるんだろうな。

私にとっては、どうでも良いことだが。

6:I Am Legend / Out For Blood

プログレッシブなインスト''I Am Legend''を経て始まる、80年代型デス/スラッシュ・メタル・ナンバー。
昔風の曲であるため、今のスラッシュ・メタルよりもかなり遅く感じるが、中盤のブラスト・ビートは印象的で、彼らの音楽をオカマ呼ばわりしていたというアンジェラ・ゴソウお気に入りのパートでもあるらしい。
ちなみに歌詞はこの手の音楽ではよくある、スプラッター・ホラー的な内容だ。

7:Skeleton Dance

日本のメタルファンが毛嫌いする、飛び跳ねるようなリズムを主体とした曲。
しかし、アメリカでよくある単細胞音楽とは違って少々複雑なリフであるところが、アメリカ産との違いだと思う。

8:Hybrids Of Steel

プログレッシブ・ハード・ロック的なインスト。
堅実でテクニカルな、ダニエル・アーランドソンのドラムが光る。

9:Mechanic God Creation

アンジェラ・ゴソウが加入したアルバム''Wages Of Sin''の''Savage Messiah''系統の、スローでまったりした雰囲気の曲。
歌詞は人類の手によって造られた機械が、人類を滅ぼしてしまうという、黙示録とSFを融合させたような内容となっている。

「俺たちは退化していく
奴らの足元に置かれた遺物に過ぎない
冷たさが足りないのか?人間味があり過ぎるのか?」

10:Machtkampf

メガデスの''Take No Prisoners''を、よりアグレッシヴにしたような曲。
タイトルは権力闘争を意味するドイツ語で、当初は歌詞もドイツ語だったらしいが、ドイツ語の響きが気に入らなかったマイケル・アモット(ギター)が英語詞に書き直した結果、現在の歌詞となったようだ。
英語詞は権力闘争感は無く、個人的な復讐を歌っているように思える為、個人的には''Vengeance In My Eyes''という一節をタイトルにした方が良かったと思う。

11:Slaves Of Yesterday

ラストを飾る曲…ではあるが、これといって取り上げる要素の無い曲(苦笑)
音楽ライターがこういった曲の解説を求められた時、困るんだろうなぁ(内容が悪いわけではないけれどね)。

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